「いい加減にしろ。鬱陶しいから。」
山下の最終奥義、夏休みの友の衝撃が相当だったのか、帰り道までもずっとうなだれている奏人が面倒くさくて、すっぱり喝を入れる
「…じゃあ、司、宿題手伝ってくれるか?」
媚びたような目でこちらを見てくる奏人を冷たく一瞥してデコピンを喰らわせる。
「相変わらず、冷たいねー 司ってば」
くすくすと桜井が笑いながら、さらにダメージを受けて地べたにふんぞり返っている奏人を起き上がらせる。
「最近の司、機嫌悪ぃもんな。なんたって、有ぁ…ムググ」
からかうように言葉を発した三宅の口を、慌てたように奏人が塞ぐ。三宅も、しまったと思ったのかすぐに話題をそらした。
そんな3人の気遣いを受けて、全く気にしていないかのように、適当に会話に参加する。
