ドドドンッと教卓に参考書を山積みにしながら、山ちゃんこと山下先生が不敵な笑みを浮かべる。 「ちょ、ちょ、待て、待ってくれ、山ちゃん。俺はそんなもん聞いてないぞ。」 中川が声を引きつらせながら、恐る恐る教室を出ようとする。 「どこに行くんだぁあ、中川??これは、これからの夏休みのお前の1番の友達だぞ? みんなも、忘れずに持って帰ってくれよぉー。 以上、終わりまーす」 ひらひら手を振りながら、颯爽と山ちゃんが教室を去っていったあと、教室中に絶望の雄叫びが響きわたったのは言うまでもない。