…そろそろ行かないとみんなに心配をかけるなと思い、体を起こそうとするとトントンッと微かだが一定のリズムを刻みながら音が近づいてくるのに気づく。 急に、心臓がキュッと冷えるような気がした 今更になって、この陰気な理科室に1人で来たことを後悔し始めていた。 幽霊って足なんかあるっけ…なんて思いながら恐怖でそのままの体勢でぎゅっと目を瞑る。 逃げればいいのに、体が机に張り付いたように動かない。