乾燥機から取り出したタオルは、ふかふかとした触り心地で乾いていて、その仕上がり具合に満足する。 それを綺麗に角を合わせて畳むと黒板にもたれかかってこちらを見ている凪原にそっと差し出した。 少し驚いたように凪原が差し出されたタオルと私を見て、綺麗な手を伸ばして受け取る。 『…こんなに大切なタオル、軽々しく他人に貸さない方がいい』 凪原と一定の距離を保たなければならないと思い、そんなことを口走っていた。