悪魔失格 – スクールカースト –

ぎゅっと目を閉じたまま、どれくらいそうしていただろうか。

凪原の腕の力がそっと弱められるのを感じて、ゆっくり目を開けるとこちらを覗き込む凪原の視線とぶつかる。



しばらく私達は互いを見つめあって、そして次の瞬間、力の抜けたようにくすくすと笑いあった。


先ほどまでの緊迫したリスキーな雰囲気から解放されて、変な爽快感みたいなものまで感じ始めていた。


初めは、面倒ごとに巻き込まれたことに不機嫌を決め込んでいたものの、これはこれでスリリングで楽しかったので今さら怒る気にはなれなかった。



無邪気な笑みを浮かべる凪原の綺麗な笑顔を見ているだけで、なんでこんなに嬉しいと感じてしまうのだろう。


その笑顔をもっと見たいと、そんな欲まで湧いてくるのだろう。