悪魔失格 – スクールカースト –


洗濯は手慣れていた。

菜々達にいじめられた子達を陰で助けるうちに、ここで洗濯をすることが当たり前になってしまった。


それは決して褒められたことではない。だってしょせんは自分の罪悪感を拭う偽善に過ぎないのだから。


でも、何もしないよりはマシに決まっている。 凪原と接するようになってから、そういう風に気持ちを持っていけるようになった。


彼の存在は間違いなく、私の中で大きくなっていた。


彼の表情や仕草、言葉に心を揺さぶられそうになる一瞬が増え、その度にすんでのところで踏みとどまっては肝を冷やす。