男子は準備に参加してくれないし、
女子のほとんどは私の悪口大会。
『メグ(倒れてしまった女子)が倒れたのって完璧ストレスでしょ。
紗友莉が色々無理させたんじゃない?』
『先生に良いとこ見せたいからって、必死になっちゃって』
『メグかわいそう』
『紗友莉のせいで学校にも来れなくなっちゃって・・・
あーー、かわいそうなメグ』
『紗友莉が必死になんのは勝手にしろって感じだけど、
私達やメグまで巻き込まないでほしいよね』
そんな会話が、嫌でも聞こえてくるようになった。
でも私は意地っ張りだから、泣いたりなんて絶対にしなかったし、
学校も休まず行った。
同じ委員の男子二人しか手伝ってくれなくても、
なんとかなると思って頑張った。
メグの家にも毎日寄った。
メグは何度も私に謝った。
何度も泣いた。
それでも私は泣くのを我慢した。

