ドラム缶の上に二人で並んで座る。


「・・・」


「・・・」


魁人と一緒にいるときは、何も話さなくても、
会話をしようと頑張らなくても、一緒にいるだけで、
とても幸せな気持ちになった。

小さい頃から、一日の半分以上を一緒に過ごしてきた魁人。

大きくなってからも、なんだかんだ一緒にいる。

でも最近ふと考える。

魁人に彼女ができたら、もう今までみたいに一緒にはいられない。


・・・そんなの、寂しすぎる。
けど、可能性は十分あるんだよね。



そんなことを考えて、少しテンションが下がっていると。