私は学校が早く終わらないかと
そわそわしていた

いっそ早く結婚してくれれば…
なんて考えていた

学校が終わり
早足で家に帰ると
そこには星野さんと知らない男の子が居た

「夢鳥、おかえりなさい!
 星野さんの子供の夢くんよ。
 歳も同じくらいだから仲良くしてね」

そう言われその男の子に視線を移した

とても綺麗な茶髪
長いまつげにタレ目気味の優しい瞳
スラッとしてモデルみたいなスタイル
一言で美少年だ

私は引き込まれていた

「僕、夢!
 夢鳥、よろしくね!」

笑ったときに見える八重歯が
また魅力的だと思った