2016年 12月某日

私は夜勤終わりにLINEをみた。

“こんな時間にLINEしてくるなんて誰だろう”
そう思いながら開いた。
お母さんか...


“お姉ちゃん、子宮頸癌だって言われちゃった”
一緒に支えていこうね。

私の母も看護師。
だからわかる。

ガンってどういう病気か。
これからどうなってしまうのか。

今や“治る病気”なんて、ニュースで言われてるけど、
それは、そこを取り上げているだけ。

手術、抗癌剤、副作用、精神的苦痛...
キツイ治療をしている人、たくさん見てきた。
亡くなっていく人、何人も看取ってきた。

いつの間にか、涙が溢れでていた。
お母さんに泣きながら電話した。
お母さんも泣いていた。
お姉ちゃんも泣いていたって聞いた。

私はまだ、受け入れられていなかった。

なんでお姉ちゃんが???
お腹に赤ちゃんいるんだよ!?
酷いよ、運命って....