離婚前提策略婚。【改訂版】

俺がまた遊び出すのを恐れて、違う女と結婚させようとしてきたり…。

そこまで馬鹿じゃねぇよな?


どういうつもりか麻友ちゃんに聞き出そうとしたが、考えた末少しの間様子を見ることにした。

すぐに問い詰めたところで、誤魔化されたり変に動かれても困るから。無駄な損失は極力さけるべきだろう。



─────



俺が勘ぐっているのを知ってか知らずか、麻友ちゃんはそれからも普段通り接してくる。

これが演技なら本気で恐ろしい母親だと思う。


「お疲れ様です!」

「真奈美ちゃん、お疲れ」


仕事が終わり会社から出ると、ここ数日、ほぼ毎日真奈美ちゃんに会うようになっていた。


「今日も会えて嬉しいです!」


満面の笑み。可愛らしくて癒される。華乃に癒されることなんてほぼないからな。


「最近よく会うな。いつもこれぐらいの時間に終わるのか?それとも、もしかして俺のこと待ってるとか」

「──!」


急激に真っ赤に染まる顔。

男はこういうのに弱いんだよな。……マジなのかよ。


「え、真奈美ちゃ…」

「─っごめんなさい!迷惑ですよね?!気持ち悪い思いをさせてしまい申し訳ありませんでした!──しっ、失礼します!」