離婚前提策略婚。【改訂版】

結婚を了承したのが嘘だってことは華乃と会ってすぐわかった。でもこんな嘘をついてまで、どうして華乃と結婚させたかったんだ?

結婚させたかったのはわかるけど、なんだって相手がこいつじゃなきゃならねぇんだ。


策略の真意はまだ見えない。




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それから三日間。いくら考えても出ない答えに頭を悩ませながら、華乃とは何事もなく過ごしていた。

二人で同じベッドに寝るのも日常のようになっていた。


親父が帰ってくる日、当たり障りない言葉だけ口にするようにと打ち合わせ、俺も華乃も実家に戻った。


「久しぶりだな。結婚おめでとう」


親父に会うなんていつぶりだろう。それすら覚えてない。


「ん、久しぶり。色々ありがとな。結婚祝い、華乃が喜んでた」

「仲良くやっているのか?」

「当たり前だろ」

「二人とも時間がないから急いで。桜庭さんのお宅に伺ったあと、会社にも行かないと」


麻友ちゃんに促され、車に乗り込む。


「お母さんから聞いたが、ちゃんと会社の勉強をしてるそうじゃないか」

「あ~、まぁな。俺も結婚したし真面目にやらないと」

「そうなんですよ!まるで別人のようだわ」

「是非その姿を見てみたいものだ。今日、お前の会社での様子を見てから仕事に戻る」