「女は素直が一番。俺と離婚したあとにいい男と再婚したいなら、もっと素直になれよ。ま、俺以上にいい男なんていないけど」
「──」
廊下を歩きながら言われたこの言葉。
何の気なしにこいつは言ったんだろうけど、わたしはなんとなく嬉しく思えた。
わたしが男に相手にされないのをわかってるのに、今の言い方だとわたしが素直になれば再婚出来るように聞こえる。
自分に都合のいいように解釈してるだけでも、わたしを嫌っているこいつがわたしの全てを否定しているわけじゃないんだと、勝手に少し嬉しく思ってしまった。
「──な、なにこの部屋…」
「なにって、俺らの新居」
リビングに入ると、白を基調とした清潔感と高級感が溢れる、だだっ広い空間が目に飛び込んでくる。
その中に家具や電化製品など生活をするのに全く支障のない、むしろ余分だと思う物までしっかり配置されていた。
社長の息子も伊達じゃないのね…。
「てか広過ぎ、豪華過ぎ!こんなところ、家賃も光熱費も払えない!」
「男前だな。華乃が払う気でいたのかよ」
「あんた働いてないんでしょ、どうせ」
「なんだその言いがかり」
「──」
廊下を歩きながら言われたこの言葉。
何の気なしにこいつは言ったんだろうけど、わたしはなんとなく嬉しく思えた。
わたしが男に相手にされないのをわかってるのに、今の言い方だとわたしが素直になれば再婚出来るように聞こえる。
自分に都合のいいように解釈してるだけでも、わたしを嫌っているこいつがわたしの全てを否定しているわけじゃないんだと、勝手に少し嬉しく思ってしまった。
「──な、なにこの部屋…」
「なにって、俺らの新居」
リビングに入ると、白を基調とした清潔感と高級感が溢れる、だだっ広い空間が目に飛び込んでくる。
その中に家具や電化製品など生活をするのに全く支障のない、むしろ余分だと思う物までしっかり配置されていた。
社長の息子も伊達じゃないのね…。
「てか広過ぎ、豪華過ぎ!こんなところ、家賃も光熱費も払えない!」
「男前だな。華乃が払う気でいたのかよ」
「あんた働いてないんでしょ、どうせ」
「なんだその言いがかり」

