「あいつと、竜胆(リンドウ)約束したんだ母さんと結婚する時。」

「なにを?」

「母さんを幸せにすること。
一生に一度言う事をきく事。」

「それがお見合い?」

「あゝ。」

「何年前の話しだよ、今更時効だよ、時効。」と手を振った。

「俺もそう言ったんだが『約束は約束だ。』のいってんばりでな仕方がなくOKしたんだ、だから尊のフリしてお見合いしてくれ、すまん。」とバツが悪そうに言った。

「うちよりもっといいところあるだろうに約束でお見合いなんておかしくね?」

「俺もそう思うんだか、よくわからん。」

「けどよ写真や釣書相手にいってんだよな?別人だとすぐバレるんじゃね?」

「それは大丈夫だ名前しか相手に言ってないから。」