結愛の親の代わりに、姉が来たと理解した先生ははなしを始めた。


簡単にまとめると寮通いにするか、それとも親、この場合は姉、の許可が下りず自宅通いなのか。


話はすぐには決まらないだろうと、思われていたものの、あっさりと姉が寮通いのほうが楽だろうしそうしなさい、と言って結愛の寮通いが決まった。

「では、荷物などの搬入があると思いますので、部屋の場所だけは教えておきましょう。
既にわかってると思いますが、貴方の相部屋は相沢茜さんです。

寮での暮らしについてわからないことがあるようなら、相沢さんに聞いてくださいね」


丁寧な説明を終えて応接室を出た先生と結愛、凛はその場で別れ結愛と凛は一度家に帰っていった。