29日目のハッピーバースデイ




部屋に戻って、なぁちゃんからの手紙を見つめる。



涙は、止まることを知らない。



ぼやけた視界の中でもはっきりと見える“莉葫へ”の文字。



少し震えていたのは、なぁちゃんが必死に書いたからなのだとわかる。



ゆっくりと、封を切る。





_______________________________________


大好きな莉葫へ


ハッピーバースデイ。

いつもいつもありがとう。


葉㮈


_______________________________________




“ハッピーバースデイ”


その言葉が、私の視界をついに閉ざした。