昨日、なぁちゃんが、お空に行った。
手の届かない、遠い遠い場所に。
それはあまりにも突然で。
今でもまだ信じられなくて。
信じたくなくて。
どうしても、受け入れたくなくて。
後悔と罪悪感で押し潰されそうになる。
きっとこれは、罰なんだ。
私の欲望にまみれたこの心が、この声が、なぁちゃんを傷つけたから。
なぁちゃんの命を奪ったから。
だから神様は、私の声を消した。
いや、消してくれたのかもしれない。
私のこの声が、もう二度と誰かを傷つけることがないように。
きっと、そうなんだ。
だってこれでもう、誰も傷つけずに済む。
いっそ、私の心も消してくれればよかったのに。
そうすれば私利私欲に走ることもなくなるのに。
だけどこんなのは、ただの我儘だよね。
