「あ!浅月ーー!」
「うっ...」
篠崎と私は顔が確認できるかできないかの距離なのにすぐに私と気づいた篠崎。
お願いだから女子の嫉妬でいじめとかはまじ勘弁。めんどくさい。
けどとりあえず返事をする。
「はーい!」
手を大きく振ると篠崎は走ってこっちまで来た。
「浅月お前...魔力相当あるだろ...」
「...?そうなの?」
「自覚してねぇのかよ...外まで魔力出てたぞ。防御貼ってるはずなのに外まで出るのっておかしいだろ。」
「それ絶対人違いでしょ?」
「いや絶対浅月が部屋に入ったときの事だったなら絶対そう。」
「えぇー...」
自分がそんなに魔力を持っているとは自覚していない。
むしろこの中で弱いほうだと思う。
さっきerrorが出たのもなにかの故障だろう。
