呪われた世界─少年少女達の戦い─



私は結構順番が遅かったのか、もう皆第一グラウンドに集まっていた。


「篠崎まだかなー...」


皆が集まっているところの少し離れたところでスマホをいじる。


てかまだ疲れが取れない...
魔力を全部出すって本当にきつい...


ちなみにグラウンドは室内と外に4つあって
第1、第2グラウンドは室内にある。
大きなドームみたいな円の形。
そして観覧席もあったからたぶんそこでバトルとかするときは
第1、第2グラウンド使うんだろうなと想像する。


するとざわざわと周りが急にうるさくなった。
スマホからグラウンドに目を移すと皆頬を赤らませてグラウンドの出入口を見ていた。

え、芸能人でもいるの?誰?

出入口の方に視線を向けたら美男美女がいて───

皆その人達を見て顔を赤くしてたんだなと納得する。

けど良く見るとその美男美女の中に...

篠崎がいた。


...正直どうでもいい。篠崎と友達になったんだから迷惑だけはまじで勘弁だ。