ガチャ、とボックスのドアを開けると左には数字が書いてある機械が置いてあった。
「浅月仁姫奈さんですね。今から魔力を測ります。自分の魔力を全部解き放ってください。」
どこからか声が聞こえる。魔法でカメラとかで見ているんだろう。
「この魔力測り機どのくらいまでが最大なのー?」
このボックスの中に人はいないだろう。どこかで聞いているはずだから喋る。
「最大は50万だから壊れる心配はありません。」
「んーわかったーじゃあ魔力測るねー?」
ポチッと機械のスイッチを押して、自分の魔力を出す。
ギシギシギシとすごい音が聞こえてくる。
ピーという音が鳴ったので魔力を出すのをやめた。
「ハァ...ハァ...」
魔力を全部出すってことは体力を全部使い切るということと同じで
結構疲れる。たぶん明日になったら皆回復してるだろうけど。
ピーーーーー...
「...え?」
「これは...」
" error "
そう表示されていた。
「50万...超えた...」
「...先生これ壊れてるだけなんじゃ...」
「いやそんなはずが無い...」
「うわぁ?!」
フッとどこからか先生が現れて機械を触る。
「これは...」
「え、先生どうしたの?」
「いえ、魔力審査は終わりです。」
「はぁーい。」
先生からそう言われてガチャと、外に出た。
