‐部恋。 Round 02‐



――――…


私たちは
ひとり一個手にした
クラッカーを一斉に
鳴らしたんだ。



一瞬にしてカラフルな
テープが飛び交い、

それと同時に
大きな破裂音。



何がなんだか
もちろん分かっていない
立ち尽くす2人――…。



『ほら、先輩っ!
 降りてきてっ!』


部員たちは2人に
手招きをして、
1階に導いた。