「だって、 いざという時は やっぱり友達の方が いい時ってあるもん。 あたしは 友達優先してくれる方が なんか嬉しいかな。 変わってるかも しれないけど、 あたしのことは 友達の次でいい。 だから――… 友達は大事にして?」 すると勇介は 電話越しに小さく笑った。 『……参っちゃうね。 お前には。』 「え?」 『なんだろ――…? 相性っていうのかな? お互いがうまく かみ合って話が 出来たりするの。 なんか悔しい。』