――――――――… 『愛奈、悪く思わないで 聞いて欲しいんだけど』 由香さんは私に 一言おいた。 「なんですか?」 『あの瞬間の北山くん、 すっごく素敵だったよ。 キラキラしてた。 彼さ、サッカーしてると 常に輝いてるけど 日常にかえると ちょっと変わるところ あったでしょ? 冷たい雰囲気でさ。 でもあのときは サッカーしてなくても キラキラしてたっ』