―――――… 【…車の中…】 『ああ!タケシ君って、 よく家に来てた子かっ』 お父さんは ようやく状況を 理解したみたいで…(笑) 『愛奈の初恋の人だよねー♪ 運命かもよー?』 そう言ってからかうのは 2つ年上のお姉ちゃん。 『面影まだあったから 気付けて良かった♪』 そう言って 笑ってるのはお母さん。 『…………。』 そして黙っているのは 少しだけ反抗期の弟。 3つ年下の、 当時 小学5年生。