『マネージャーちゃんと出来んの?』
勇介は真剣に桜井くんに尋ねた。
『とにかくやってみせます。迷惑になるようだったら、自分から辞めます。』
まっすぐな目で答える様子に、決意の大きさが感じられた。
『お前はどう思う?』
今度は私に尋ねる。
「あたしは…いいと思う。私が選手目線で感じ取れないことを桜井くんは理解してあげられると思うな。」
『そっか…。』
『もっと喜べよー!!』
不安そうにしていた健ちゃんが我慢しきれず、緊迫した空気を和ませるように声を掛けた。
『んなこと分かってるって。』
そう言って勇介は桜井くんの元へ。
『ようこそ、楓高サッカー部へ。一緒に頑張ろうな。』
そう言って桜井くんに手を差し出した。
『こちらこそ!お願いします!』
桜井くんは嬉しそうに差し出された手をしっかりと握りしめていた。
今日は小さな記念日になりそうだ。


