「…ねえ、起きてよ。」 『寝てる。』 「起きなさーいっ」 『…………。』 「勇介ーっ! 朝ですよー!」 私は北山くんに近づいて 大きな声でそう言うと、 北山くんはパッと一瞬で 顔をあげた。 目の前にある 北山くんの顔。 もちろんすごく 近距離で…; 私はビックリして 思わず顔をそらして そのまま机にうつ伏せた。