『いや、何でもない。 とりあえず何か頼めよ?』 そう言って ボタンを勝手に押した。 「え、ちょっと! まだ決まってないのに!」 『えっとー…、 から揚げ定食ひとつ。』 そして勝手に注文; 『お前はっ?』 「んー、、 たらこスパひとつ…。」 私も渋々注文。 「なんか健ちゃんの苦労が 身にしみるよ…。」 『…なんだよ。』 「いや、何でもない。」 私はさっきの北山くんの マネをしてごまかすと ムスッとして 机にうつ伏せた。