‐部恋。 Round 02‐



勇介はシュンとしてしまった
子供達の頭に手を置いた。


『もう少し大きくなったら
 俺が教えてやる!
 今日はパス練習しよう!』

「ほんとにっ?
 カッコいいパス教えて!」

『よし!
 じゃあ少し離れて!
 三角パスしよ!』


「 うんっ! 」


小さな男の子と勇介が
三角パス。

いつの間にか
自己紹介をしたらしく、
「ショウ!ユースケ!」と
名前を呼びながら
勇介は優しく
パスを回していた。

気付けば“ユースケ”って
同じ名前じゃん。


今まで見たことない
勇介の新しい表情。

なんかお兄さんな顔してる。

一緒になって
はしゃいでて可愛い。

そんな勇介に
胸がキュンとする。

このとき、
やっぱりこの人で良かった
って思えたんだ。

――…

子供達も楽しそうに
勇介のパスに
頑張って付いていく。

シュウ君、ユースケ君の
蹴ったボールが
どんなところに逸れても
勇介が器用に返す。

子供達はたくさん続くパスが
凄く楽しそうだったんだ…。