勇介はシュンとしてしまった
子供達の頭に手を置いた。
『もう少し大きくなったら
俺が教えてやる!
今日はパス練習しよう!』
「ほんとにっ?
カッコいいパス教えて!」
『よし!
じゃあ少し離れて!
三角パスしよ!』
「 うんっ! 」
小さな男の子と勇介が
三角パス。
いつの間にか
自己紹介をしたらしく、
「ショウ!ユースケ!」と
名前を呼びながら
勇介は優しく
パスを回していた。
気付けば“ユースケ”って
同じ名前じゃん。
今まで見たことない
勇介の新しい表情。
なんかお兄さんな顔してる。
一緒になって
はしゃいでて可愛い。
そんな勇介に
胸がキュンとする。
このとき、
やっぱりこの人で良かった
って思えたんだ。
――…
子供達も楽しそうに
勇介のパスに
頑張って付いていく。
シュウ君、ユースケ君の
蹴ったボールが
どんなところに逸れても
勇介が器用に返す。
子供達はたくさん続くパスが
凄く楽しそうだったんだ…。


