―――――… 私は部屋を飛び出して リビングに向かった。 「ちょ、ちょっと 話があるんだけど!」 ほんと勢いだな、自分;(笑) お母さんはお皿洗い中で、 お父さんはテレビ観たまま。 「せめて振り向いてよ~;」 『なにー? どうしたの~?』 お母さんは皿洗いをやめて 私の方に振り返った。 「なんて言えばいいか 分かんないんだけど……。 彼氏が、できました。」 私がそう言うと 微妙~な空気が一瞬漂った。 ビックリしてる空気というか、 何も言葉が出ないというか、 なんか逃げ出したい空気。