『えっと…――、 穂波と同い年だったから…、 中2だっけ?』 頭を抱えていると 隣の勇介はハルに尋ねる。 『あ、はいっ! 中2っす。』 ハルは未だに挙動不審のまま 勇介に返答をしていた。 状況が未だに 把握できてないのかな? 『また機会があったら キャッチボールでも 一緒にやろーな。』 『あ、はい!是非!』 ハルは大きな笑顔を 勇介に向けて、 すごい嬉しそう。 そんな光景を見守りながら 私も微笑んでしまうんだ。