勇介のたくましい肩に
身を寄せて
話に耳を傾ける。
たまに笑いのツボを
くすぐられて
大笑いしそうだったけど、
近所迷惑だから
勇介の腕に顔を伏せて
静かに笑った。
気が付けば密着状態。
でも今日は
傍に居たかったんだ。
すると勇介は
顔を覗き込んで
私を笑った。
『てか初めて見た(笑)
愛奈が甘えるとこ。』
「…そんなことないもん。」
『甘えるときも
意地っ張りなの?
素直になればいいのに。』
上から目線で
偉そうに私に言う勇介。
言い返しそうになったけど
今は口喧嘩したくないから
グッと堪えた。
なんか あたし、
大人になったなぁ……(笑)