‐部恋。 Round 02‐



そして私は…
自分ではなくメイプルを
そっと勇介に口付けた(笑)


勇介は目をつぶったまま
ブッと吹き出し、一言。

『愛奈…。
 お前いつから
 ヒゲ生えたんだ?
 俺、知らなかったじゃん。』


「うそっ…。ほんとにっ?
 黙ってた訳じゃないよ?」


私がそう言って
笑いが堪えきれずに
吹き出すと、
勇介は全然痛くない
ヘッドロックで
私をこらしめた。