『いい加減立てよ;(笑)』 私はギュッと 勇介の手を掴むと ハッとした。 『おい、お前な; 自分の力で立てよ; 重いから(笑)』 「腰が…;」 『は??』 「ほんとに腰が抜けてる(笑)」 思った以上に メイプルのタックルは 自分の体には驚いたらしく、 初めて本気で 腰を抜かしてしまった。 …情けない(笑) 『おばさんかよ; おい、メイプル。 おばさん置いて帰ろうぜ。』 そう言ってメイプルを 取り上げようとする勇介。