『バレンタインのお返しは 勇介と一緒に 明日渡すから!』 「うんっ! 分かった♪ 久しぶりに集まるんだし、 楽しんでね!」 『ありがとっ!』 そしてそれぞれ 部室に帰った。 久々に一人で帰るから のんびりと帰る支度をした。 ―――… 鞄を持って外へ出ると 真っ暗なグラウンドが 広がっていて なんだか無性に 寂しい気分にさせた。 2階部室の廊下を 歩いていると、 目の前にポツリと 光が灯った。