『愛奈ちゃん。 今日は何の日だっけ?』 主将の工藤先輩は 私に尋ねた。 「ホワイトデイです!!」 『うん。正解っ!』 私が目を輝かせて 部員を見渡した。 『それがその~…、 ごめん。』 健ちゃんが 深刻そうな顔で 私に話し始めた。 『俺ら1年の手違いで プレゼントが 間に合わなかった; 伝統行事だから 気合い入れてたんだけど… ごめんな?』