『じゃあ、健は男なんだし、 愛奈と一緒に参戦ねっ』 潤ちゃんは 健ちゃんの肩をポンと叩いて やさしく微笑んだ。 そんなやり取りを見て 私は吹き出して笑う。 潤ちゃんのあの微笑みは 確実になにか 企んでるんだもん。 こういうところは 勇介と潤ちゃんは よく似てる…(笑) 『愛奈~~!!』 遠くから私を呼ぶ声がして 振り向くと…、 「川上先輩っ!」 『これを愛奈にっ♪』 そう言って手渡されたのは 卒業生がもらう花束だった。