『わっ、ビックリした! 帰ったなら 何か言いなさいよー;』 キッチンへ 駆け込んできた私に お母さんは呆れていた。 「ただいま! でもいってきます!!」 私は冷蔵庫に入った チョコを持って すぐに家を飛び出した。 家を出ると 私の大好きな人が 待っているんだ。 「あれっ? 健ちゃんは??」 勇介と一緒に 門の前にいたはずの 健ちゃんの姿が 見当たらなかった。