「ねえ、緊張してる?」 私は顔を覗き込んで 少しだけからかって 聞いてみた。 すると、北山くんは 怒ったように キッと私を見た。 でも、ちっとも 嫌じゃなかったんだ。 だってあからさまに 図星な顔。(笑) ……それにやっと 目が合ったから。 『…緊張するっつーの。』 北山くんは外に向かって そう言った。 私は隣でクスクス笑って 一緒に外を見下ろした。