―――… ふと蘇る倉庫の中でのキス。 まだ付き合ってない頃 倉庫の中で不意打ちに キスされたんだっけ。 あの時の勇介は ものすごーく余裕で あたしの方が 焦ってばっかりだったのに、 今日は立場が逆――…? 小さくなっている勇介に 胸がキュンとして そっと抱きしめた。 「怒っちゃうかも しれないけど――… 今日の勇介 すごい可愛い。」 『お前。 俺がいろいろ 悩んでたの 気付いてなかったろ?』 「悩んでたの…?」