‐部恋。 Round 02‐



ゆっくりと勇介が近付いて
自然に目を閉じた――…。




でも―――…。

なにも起こらなくて
そっと目を開けると、
勇介が間近で止まっていた。



勇介は体を離して一言。


『―――…。
 やばい。
 めっっちゃ緊張する;』


そして顔を両手で
隠してしまった。


暗くてよく見えなかったけど
きっと勇介は
顔が真っ赤なんだ。