その階段は 予想外にも長かった…(笑) つ、疲れる……。 ―――… 『着いた~!』 「着いた~!」 階段を上がった所は 大きなアンテナが 1本立っていて、 それ以外は何もなかった。 だけど――…、 「ねぇ、勇介っ! 夜景すごい綺麗!!」 木の間から見える夜景は 最高だったんだ。 なにも反応がないので 勇介の方を振り向くと 座って私を 微笑んで見ていた。 私は照れくさくって 夜景の方に振り返る。