――――…


『愛奈、行くぞっ』

「 えっ? 」



『だーかーら!
 2つ目の公園~♪』


「――…。

 2次会誘ってくる
 サラリーマンみたい(笑)」

『――…うっせえ。』



もう一つの公園は
急な坂をのぼった
丘の上にある。


「ねぇー。
 もう一つの公園は
 また明日にしない?」


坂をのぼりながら
私は勇介に言う。



勇介は何も答えずに
坂道をのぼっていった。