――――――――… 私の家まで いつものルートを 歩いて帰っていた。 「遠回りって どこか行くの??」 『ん~――…。 愛奈んちの近くに 公園とかないの?』 「公園なら2つくらい 近くにあるよ?」 『それでは――…、 公園でゆっくり 話しませんか?』 そう言って 勇介が手を差し出した。 「……喜んで。」 私は勇介から 差し出された手に そっと手を重ねた。