私はしっかり 勇介を受け止めて 呼びかけた。 「――大丈夫!? しっかりっ――…!」 『もう死んじゃう……。』 「死んじゃうって…(笑) 体冷えちゃうから 早く帰ろう?」 『このままがいいー…。』 弱々しい勇介が なんだか可愛く感じてきて ギュッと抱きしめた。 勇介の広い背中を ゆっくりさすっていると 勇介がギュッと 抱きしめ返した。