「あ、今日さっ、 健ちゃんはっ? 一緒じゃないの?」 私は勇介の横顔を 見ながら聞いた。 『寝坊だって。』 たった一言だけの返事。 目も合わせない勇介…。 やっぱり何か 機嫌わるい――…? 下駄箱に着いて それぞれ私たちは 上履きに履き替える。 ふぅーっ…… 息を思い切り吐いて 気合いを入れる――…。 振り返ると目の前には 勇介――…!