部員から2人に
プレゼントが手渡されると
由香さんは言葉を
詰まらせて泣いていた。
「これ―――…。
――…もう;
いつ作ったのーっ?」
由香さんの涙は止まらなくて
泣きながら
喜んでくれたんだ。
私たちからのプレゼントは
みんなで作ったお守り。
これからの受験がうまく
いきますように――…。
そう願って作ったものだ。
最初は私が
作るものだったけど、
部員と一生懸命に
作ったものの方が
もっともっと嬉しいと
思ったんだ。
お守りに入ってる
メッセージは私が書いて、
あとは部員たちが
裁縫をして作ったものだ。


