真っ白い空間に佇む、1人の少年が居た。
少年の名は、月影 歩(つきかげ あゆむ)と言う。
少年はまだ、産まれる事が出来ずに居た。
いや、正確には、産まれる事を少年が拒み続けていると言った方が正しいのかもしれない!
何故なら、少年はなぜだか、自分が生まれた後に辿るであろう、自身の運命を知っているからだ!
幾度となく、