嘉樹君とはクラスが違ったから 会うことも話すこともなかった。 同じ部活と知ったときは 嬉しかった。 目が合って嘉樹君が少し笑ったときは 愛しいとも思った。 人生2度目の恋が 始まろうとした瞬間だった―‥