「ただいまー」

その日も、何事もなく過ごせると思っていた。

学校から帰ってきて、部屋に入る。

心なしか、部屋が綺麗になっている。

お母さんが掃除してくれたみたいだ。

「そういえば…あのコンビニは、人を安心させる為の罠だったんだろうな...。

だって、『ソブンイロブン』なんてコンビニ、聞いたことない。

だからひとっこひとりいなかったんだ...」