いつか、君に








「あ、あった!えーと、1組だって!奈緒はー、
あ!同じクラスじゃん!!」


「あ、ほんとだ!!
由美と同じクラスとかめっちゃ嬉しい!高校生活も楽しめそう!」


「私もだよ。たくさん思い出作ろうね!」


そして私達は1組の教室に向かった。


教室に入ると黒板に座席表が貼られていた。


私は、窓側の一番前の席で、由美は私の列の一番後ろの席だった。



「うわー、離れちゃったね。まぁクラス一緒だしいいか!」


「そうだね。由美の隣の席の子女の子じゃん!いいなー」

「いいでしょー
奈緒の隣の人は男子だね、浅倉道哉。
奈緒男の子苦手だと思うけど頑張ってね!」

「てかさ、教室入る前から思ってたけどクラスのみんな奈緒の事見すぎ笑笑」



「え、由美のこと見てんじゃない?由美可愛いから。」


「まったく、あんたは鈍感だなーー。
もー、いい加減自分が可愛いこと認めなさい」


「か、可愛くないもん」


「はいはい。じゃあ私席に着くからね。」


由美は呆れたように自分の席に座っていった。


私より絶対由美の方が可愛いのに、、、
鈍感なのは由美のほうだよー